東京大学 宇宙線研究所
KAGRA計画 (大型低温重力波望遠鏡計画)
「岐阜県飛騨市神岡町にある神岡鉱山の地下深くには、2002年にノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊博士の成果につながった宇宙素粒子研究施設「カミオカンデ」の後継施設「スーパーカミオカンデ」をはじめ、宇宙の謎に迫る世界最先端の研究施設が整備されています。いま、ここで新たな研究計画が動き出しました。
それがKAGRA計画(大型低温重力波望遠鏡計画)です。この「望遠鏡」によって、地底深くからとらえようとしているのは、光や電磁波ではなく、重力がもとになって生まれる宇宙からの波動「重力波」です。重力は、宇宙の構造や進化を支配するとても重要な力で、重力波を観測できるようになることは、宇宙の謎を知るために非常に重要です。大型低温重力波望遠鏡計画は、ブラックホールの解明などをめざし、人類初となる「重力波の直接観測」に挑戦しています。」
※ KAGRA公式サイトより

※ KAGURA公式サイトより CLIOレーザー干渉計
ストーリー STORY
経緯:重力波の観測装置を山中に設置する為、記録的なスピードにて掘削した。(月進660m)
問題点①:大量の漏水が発生した。
問題点②:クリーンエリア内が漏水により汚れた。
結果:緊急に業者選定がおこなわれた。
対応可能と思われる業者の選定を行った。
7社から見積もりを取ることになった。
~ここから富士見産業の側から見た状況~
始めの見積り条件:
①面積40㎡、高さ2.8m
②クリーン度ISOクラス1
③事前の現場調査は不可
見積り上の問題点①:
図面や、現場写真は送っていただき見ることはできましたが、事前に現場に入る事も出来ないためISOクラス1の対応イメージすらできない状況でした。
見積り上の問題点②:
見積の発注内容が、こちらが想定していた詳細な内容ではなく、おおまかなものだった。
対応状況:
現場の状況についてある程度の想定をつけた上で、しっかりとご担当様からお話をお聞きして、現状について再度確認をいたしました。
そうしたところ、こちら側が想定していた内容と差違が少ないことがわかりました。
その上で最終見積を提出して受注に至りました。
作業の計画
~作業環境~
①中央エリアでは、片道が徒歩800mもあるため、一回の移動が困難。
②XY両エンド作業の場合は、片道が3kmの移動が必要になる。
③両エンドには災害用のトイレしか無い。